水やり・季節の管理BC-06
盆栽の冬越し|13種の置き場所、霜に当てる理由、ムロの代わり、冬の水やりと枯れの見分け方
盆栽の冬越しは、霜に2〜3度当ててから、樹種に合わせてムロ・棚下・軒下に入れます。寒さに弱い杜松とガジュマルは早めに守ります。
この記事の内容(15項目)
結論:盆栽の冬越しはどこに置けばいい?
盆栽の冬越しは、霜に2〜3度当ててから、樹種に合わせてムロ・棚下・軒下に入れます。杜松は早めに守り、ガジュマルは室内に入れます。
一般には、盆栽は屋外の木なので、冬も外で越させるのが基本です。寒いからと暖房の効いた部屋に入れると、翌年の芽出しが悪くなります。
迷うのは、どこまで守るかです。同じ盆栽でも、棚の上のままでよい木と、ムロに入れたい木があります。
秋は、置き場所を決めて準備を始める時期です。霜が降り始めたら、下の表を見ながら1鉢ずつ移します。
この記事で分かることです。
- 13種の冬の置き場所
- 霜に当ててから入れる理由と、その合図
- ムロ・棚下・軒下・室内の違い
- 寒さに弱い木と、冬の水やり
- 冬にする作業と、ムロが無いときの代わり
- 枯れたかどうかの見分け方
| 樹種 | 分類 | 冬の置き場所 |
|---|---|---|
| 黒松 | 松柏 | 棚上(乾いた強風は避ける)。小さい木や弱った木は軒下・ムロ |
| 五葉松 | 松柏 | ムロ(12月中旬〜2月) |
| 真柏(シンパク) | 松柏 | 霜に2〜3度当ててから棚下・ムロ |
| 杜松(トショウ) | 松柏 | ムロ(寒さと乾燥に弱いので早めに入れる) |
| イロハモミジ | 雑木 | 霜に2〜3度当ててからムロ |
| トウカエデ | 雑木 | 霜に2〜3度当ててから棚下・ムロ(12月中旬〜3月) |
| ケヤキ | 雑木 | 霜に2〜3度当ててから棚下・ムロ |
| 梅 | 花もの | ムロ |
| 桜(旭山桜など) | 花もの | 霜に2〜3度当ててから棚下・ムロ |
| 皐月(サツキ) | 花もの | 軒下など(12〜3月) |
| 長寿梅(チョウジュバイ) | 花もの | ムロ |
| 姫リンゴ | 実もの | ムロ(霜と空っ風を避ける) |
| ガジュマル | 室内向け | 室内(5℃以上) |
出典(13件)
- 大宮盆栽美術館 ジンシャリ Vol.55(芽切り 6〜7月)・キミのミニ盆栽びより・コメリ(松盆栽の管理)・e-盆栽
- キミのミニ盆栽びより・コメリ(松盆栽の管理)・e-盆栽・大宮盆栽美術館 ジンシャリ Vol.50(4月初旬の植え替え)
- キミのミニ盆栽びより「シンパク(真柏)の育て方」
- キミのミニ盆栽びより「トショウ(杜松)の育て方」・e-盆栽(植え替え)
- キミのミニ盆栽びより「モミジ(紅葉)の育て方」・e-盆栽(植え替え)・さいたま市(大宮盆栽美術館の育成状況、3月の植え替え)
- キミのミニ盆栽びより「カエデ(楓)の育て方」(唐カエデ・宮様カエデ)・e-盆栽(植え替え)
- キミのミニ盆栽びより「ケヤキ(欅)の育て方」・e-盆栽(植え替え)
- キミのミニ盆栽びより「ウメ(梅)の育て方」・All About(梅の盆栽、清香園 山田香織)・e-盆栽(野梅の植え替え)
- キミのミニ盆栽びより「サクラ(桜)の育て方」・e-盆栽(寒桜・富士桜の植え替え)
- キミのミニ盆栽びより「サツキ(皐月)の育て方」
- キミのミニ盆栽びより「チョウジュバイ(長寿梅)の育て方」・e-盆栽(植え替え)
- キミのミニ盆栽びより「ヒメリンゴ(姫林檎)の育て方」・e-盆栽(植え替え)
- ハイポネックス Plantia「ガジュマルの育て方」
上の表が、13種の冬の置き場所です。同じ松柏でも、黒松は棚の上、五葉松と杜松はムロと分かれます。
| 置き場所 | どんな所 | 表で向く樹種の例 | 注意 |
|---|---|---|---|
| 棚上 | 屋外の棚の上 | 黒松 | 乾いた強風を避ける |
| 棚下 | 棚の下をシートで囲う | 真柏・トウカエデ・ケヤキ・桜 | 晴れた日中は開けて換気 |
| ムロ | 箱や囲いで守る場所 | 五葉松・杜松・モミジ・梅・長寿梅・姫リンゴ | 毎日乾き具合を見る |
| 軒下 | 家の軒の下 | 皐月 | 雨が当たらず乾きやすい |
| 室内 | 5℃以上の部屋 | ガジュマル | 暖房の風を避ける |
ポイントはここです。盆栽の冬越しで防ぐのは、寒さそのものより、乾いた風と鉢の凍結です。
盆栽の冬越しで、霜に当ててから入れるのはなぜ?
霜に当てて、木に冬が来たことを知らせるためです。寒さを経験した木は、厳しい寒さへの備えができます。
盆栽の解説者の資料は、霜が降りる寒さに一定期間さらすと、耐寒性が高まるとしています。人の感覚で暖かい部屋に入れると、翌年の芽出しに響きます。
| 合図 | 見ること |
|---|---|
| 日が短くなった | 冬の準備を始める |
| 最低気温5℃以下の日が続く | ムロ入れの目安 |
| 朝の霜を2〜3回見た | 霜に当てる期間の終わり |
| 寒さに弱い木 | 霜を待たず、早めに守る |
ムロに入れる日は、カレンダーの月より、霜と気温の合図で決めます。寒い地域では早く、暖かい地域では遅く合図が来ます。
霜を待たずに入れてよいのは、寒さに弱い木だけです。 寒さに弱い木は、霜に当てる必要がありません。
盆栽の冬越しで、ムロ・棚下・軒下・室内は何が違う?
違いは、風と霜と冷えをどこまで防ぐかです。いちばん守りが強いのはムロで、室内は寒さに弱い木だけの場所です。
ムロとは?
ムロは、箱や囲いで盆栽を寒さと乾いた風から守る場所です。本格的なものはビニールハウスや半地下ですが、発泡スチロールの箱でも役に立ちます。
ムロを閉めきると、晴れた日に中が暖まり、蒸れます。晴れた日の日中は、蓋やシートを開けて換気します。
梅は、表のとおりムロで冬を越す木です。冬のうちに咲く花を楽しみながら、春の芽出しに備えます。
棚下・軒下はどう使う?
棚下は、棚の下をシートで囲って使います。軒下は、霜と冷たい雨を避けたい皐月などに向きます。
棚下は、ビニールシートを2重にかけて囲います。風であおられないよう、重しを乗せます。盆栽の解説者の資料にある方法で、トタンで囲うこともできます。
軒下は、霜と冷たい雨を避けられます。一方で雨が当たらないので、鉢が乾いていないかをこまめに見ます。
盆栽を室内に入れてよい?
室内に入れるのは、ガジュマルのような寒さに弱い室内向けの木だけです。松や雑木を暖房の部屋に入れるのは避けます。
ハイポネックスの資料では、ガジュマルは5℃以下で葉を落とします。冬は室内で、暖房の風が当たらない所に置きます。
室内のガジュマルも、冬は水の回数を減らします。土がよく乾いてから与え、受け皿にたまった水は捨てます。
ガジュマルは、冬に切ると切り口から傷みます。伸びた枝が気になっても、剪定は暖かくなってからにします。
| 室内のガジュマル | 冬の扱い |
|---|---|
| 置き場所 | 5℃を下回らない明るい部屋。暖房の風は避ける |
| 水やり | 回数を減らし、土がよく乾いてから |
| 剪定 | 冬はしない。暖かくなってから |
| 葉が落ちた | 寒さのサイン。置き場所の温度を見直す |
松や雑木は、霜と乾いた風を防げば、屋外で冬を越せます。
盆栽の冬越しで、寒さに弱い木は?
表の13種では、杜松とガジュマルが寒さに弱い木です。杜松は早めにムロへ、ガジュマルは室内に入れます。
| 樹種 | 分類 | 冬の置き場所 |
|---|---|---|
| 杜松(トショウ) | 松柏 | ムロ(寒さと乾燥に弱いので早めに入れる) |
| ガジュマル | 室内向け | 室内(5℃以上) |
出典: キミのミニ盆栽びより「トショウ(杜松)の育て方」・e-盆栽(植え替え) / ハイポネックス Plantia「ガジュマルの育て方」
杜松は松柏の仲間ですが、寒さと乾燥に弱い木です。盆栽の解説者の資料は、杜松を霜に当てる必要の無い暖地性の樹種に挙げています。
同じ資料は、寒さに弱い樹種として次の木も挙げています。
- 柑橘類・クチナシ・ツバキ
- ザクロ・サルスベリ(百日紅)
- ハクチョウゲ・シャリンバイ
- 台湾ツゲ・ベニシタン・山アジサイ
寒さに強くても、冬の乾燥に弱い木もあります。同じ資料は、コメツガやエゾマツを挙げています。
小さな鉢の木も、早めに守る側です。黒松でも、ミニ盆栽や弱った木は軒下やムロに入れます。
寒さに強いか分からない木は、霜を待たずに軒下へ入れておきましょう。春に名前を調べて、翌年の置き場所を決めれば大丈夫です。
盆栽の冬越しで、乾いた風と鉢の凍結はどう防ぐ?
乾いた風は、棚下やムロに入れて当てないようにします。鉢の凍結は、夕方以降に水を残さないことで防ぎます。
寒さに強い木でも、冬の傷みの多くは乾いた風と凍結から来ます。盆栽の解説者の資料に出てくる傷み方を、表にまとめました。
| 冬の傷み | 原因 | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| 小枝の先や冬芽が枯れる | 乾いた冬の風 | 棚下・ムロに入れる。風の通り道から外す |
| 新芽が茶色くなる | 春先の遅霜 | ムロ出しを急がない。霜の予報の夜は戻す |
| 根が傷む・鉢が割れる | 夜に土が凍る | 水は午前中に与え、夜に水を残さない |
| 葉の色が悪くなる(松・真柏) | 日に当たらない | 晴れた日中は日に当てる |
| カビや蒸れが出る | 閉めきったムロ | 晴れた日中は開けて換気する |
黒松は暑さにも寒さにも強い木です。それでも盆栽の解説者の資料は、厳寒期も乾いた強風は避けるとしています。
モミジや桜も、寒さには強い木です。同じ資料では、乾いた外気や遅霜で小枝や新芽が傷むとしています。
冬の盆栽は、気温の数字より、風が当たるか・土が凍るかで守り方を決めます。 風の強い日は、棚の上の木も棚下へ下ろします。
冬の朝、鉢の表面が白く凍っていたら、その場所は冷えすぎです。日の当たる風の弱い所へ移し、土が溶けてから水をやりましょう。
冬の盆栽の水やりは、どうする?
冬の盆栽の水やりは、回数を減らしても、乾かしすぎないようにします。暖かい午前中に与え、夜に水を残さないのが基本です。
冬は木の動きが止まり、水を吸う量が減ります。それでも冬の乾いた空気で、土は思ったより早く乾きます。
盆栽の解説者の資料は、ムロの中の木も1日1回は乾き具合を見るとしています。夜に土が凍ると鉢や根を傷めるので、水は午前中に与えます。
大宮盆栽美術館は、冬の水やりを1日1回程度としています。これは館の盆栽についての一般論で、ムロの中では乾き方がゆっくりになります。
| 置き場所 | 乾き方 | 冬の水やり |
|---|---|---|
| 棚上 | 乾いた風で早く乾く | 表土が乾いたら、午前中にたっぷり |
| 棚下・ムロ | 風が当たらず、ゆっくり乾く | 乾き具合を毎日見て、乾いたら与える |
| 軒下 | 雨が当たらない | 雨の日のあとも、乾いていないか見る |
| 室内(ガジュマル) | 暖房で乾くが、根はあまり水を吸わない | 回数を減らし、土がよく乾いてから |
樹種ごとの冬の水やりの目安は、下の今月やることで冬の月を選ぶと出ます。肥料は、冬のあいだ与えません。
冬の水切れは、春の芽を傷めます。 桜の資料も、冬の水切れが翌年の芽に響くとしています。水やりの全体は盆栽の水やりにまとめています。
冬の盆栽で、することは?
上の今月やることで、月を12月・1月・2月に切り替えてみてください。選んだ樹種の、その月の作業と来月の予告が出ます。
作業の月は関東の平野部の目安です。寒い地域は遅く、暖かい地域は早くずらしてください。
真冬のいちばん寒い時期は、13種のどれにも作業の印がありません。冬の初めと終わりに、剪定や針金かけの印が集まっています。
冬の作業は、枝や芽を動かすものより、木を休ませて守るものが中心です。
| 冬の作業 | 中身 | ねらい |
|---|---|---|
| 掃除 | 幹や根張りを歯ブラシで磨き、苔や汚れを取る | 冬を越す虫のすみかを減らす |
| 消毒 | 石灰硫黄合剤などを、説明書に従って使う | 冬を越す病気と虫を減らす |
| 日に当てる | 松や真柏は、晴れた日中に日に当てる | 日を好む木を弱らせない |
| 換気 | 晴れた日中は、ムロやシートを開ける | 蒸れを防ぐ |
| 実を取る | 姫リンゴの実は、年をまたぐころまでに取る | 木を弱らせない |
| 肥料 | 与えない | 冬は使われず、土を汚す |
盆栽の解説者の資料では、消毒はムロに入れる前と、寒中の2回が目安です。掃除と消毒は、ムロに入れる前に済ませておくと楽です。
冬に剪定や針金かけをしてよい?
表に印のある樹種なら、冬の初めや芽出し前に行えます。真冬の厳寒期は、どの木も強い作業を避けます。
盆栽の剪定時期の「切ってはいけない時期」も見てください。モミジは冬に枝を切らず、皐月は冬に針金をかけません。
冬囲い・ムロが無いときは、どうする?
ムロが無くても、発泡スチロールの箱や、棚下をシートで囲った簡易ムロで守れます。晴れた日中は開けて換気します。
| 代わりの方法 | 向く木 | 注意 |
|---|---|---|
| 発泡スチロールの箱 | 小さな盆栽・ミニ盆栽 | 晴れた日中は蓋を開ける |
| 棚下をシートで囲う | 鉢が多いとき | シートは2重にし、重しを乗せる |
| トタンで囲う | 風の強い場所 | 囲ったまま蒸らさない |
| 軒下に移す | 霜と冷たい雨を避けたい木 | 乾きに気をつける |
冬囲いは、木を寒さと風から守るために囲うことです。盆栽の解説者の資料も、発泡スチロールの箱や棚下の簡易ムロで十分としています。
囲うときは、閉めて終わりではなく、晴れた日に開けるまでを1組にします。
ムロの中は、晴れた昼にすぐ暖まります。朝に開けて夕方に閉める、を1組で覚えておきましょう。
盆栽が冬に枯れたかどうかは、どう見分ける?
落葉樹は、葉が落ちても枝先に冬芽があれば、春に芽吹く見込みがあります。迷ったら、枝の皮を少し削り、下が緑かを見ます。
落葉する雑木は、冬に葉が無いのが自然な姿です。葉が落ちたことだけで、枯れたと決めないようにします。
| 見るところ | 生きている見込みが高い | 傷みが深い |
|---|---|---|
| 落葉樹の枝先 | 冬芽が付いている | 冬芽が無く、枝が乾いて折れる |
| 枝の皮の下 | 緑 | 茶色〜黒 |
| 松・真柏の葉 | 緑が残っている | 全体が茶色に変わった |
| 鉢の土 | いつもどおり乾く | ずっと湿っている |
フロリダ大学の資料は、皮を軽く削り、下が緑なら生きているとしています。寒さの傷みは直後ほどひどく見えるので、3〜7日は待ちます。
削るのは、目立たない細い枝の先を少しだけにします。枯れたと決めるのは、春に芽が動くかを見てからでも遅くありません。
同じ資料は、迷うときは新芽が出るまで枝を切らないとしています。春に芽が動けば、生きている所と枯れた所が分かります。
盆栽の冬越しは、いつ終える?
ムロから出すのは、遅霜の心配がなくなってからです。「ムロ入れは遅め、ムロ出しは早め」が基本とされています。
春先に植え替えた木は、ムロの中で乾きを防ぎながら、少しずつ外の空気に慣らします。秋に植え替えた皐月も、外に出すのを遅めにします。
急に外へ出すと、遅霜や乾いた風で新芽が傷みます。晴れた日の日中だけ外に出すことから始め、少しずつ慣らします。
植え替えの時期は植え替えの時期にまとめています。
寒い地域・暖かい地域では、盆栽の冬越しをどう変える?
寒い地域は守りを早く、暖かい地域は遅くします。霜と気温の合図で決めれば、月を覚えなくても地域に合わせられます。
| 地域 | 合図が来る時期 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 寒い地域 | 関東の平野部より早い | 鉢と土の凍結。ムロを早めに用意する |
| 関東の平野部 | この記事の基準 | 霜を2〜3回見てから入れる |
| 暖かい地域 | 関東の平野部より遅い | 霜が少ない年は、最低気温5℃以下が続くかで決める |
どの地域でも、夜に鉢の土を凍らせないことが、盆栽の冬越しの土台です。
盆栽の冬越しの話に出てくる用語は?
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 冬越し | 冬のあいだ木を傷めずに、春まで育てること |
| ムロ | 箱や囲いで、盆栽を寒さと乾いた風から守る場所 |
| ムロ入れ・ムロ出し | ムロに入れること・ムロから出すこと |
| 棚上・棚下 | 盆栽棚の上と、棚の下の囲った場所 |
| 軒下 | 家の屋根の張り出しの下。霜と雨を避けられる |
| 冬囲い | 木を寒さと風から守るために囲うこと |
| 暖地性の樹種 | 暖かい地方が原産で、寒さに弱い木 |
| 耐寒性 | 寒さに耐える力 |
| 遅霜 | 春に暖かくなってから降りる霜 |
| 冬芽 | 冬を越して、春に芽吹く芽 |
| 石灰硫黄合剤 | 冬に使う、病気と虫を防ぐ薬の一般名 |
盆栽の冬越しと一緒に押さえることは?
盆栽の冬越しは、冬の水やりと、春の植え替え・剪定につながっています。1年の流れは年間カレンダーで確かめられます。
盆栽の冬越しでよくある質問は?
盆栽は冬に室内に入れたほうがいいですか?
多くの盆栽は、屋外で冬を越させます。室内に入れるのは、ガジュマルのような寒さに弱い木だけです。
暖房の部屋に入れると、冬の休みが取れず、翌年の芽出しが悪くなります。松や雑木は、霜と乾いた風を防げば屋外で越せます。
盆栽はいつムロに入れますか?
日が短くなり、最低気温5℃以下の日が続くころです。朝の霜を2〜3回見てから入れます。
寒さに弱い杜松などは、霜を待たずに入れます。月で決めず、霜と気温の合図で決めると、地域の差に合わせられます。
冬の盆栽の水やりは何日おきですか?
樹種と置き場所で違います。今月やることで冬の月を選ぶと、樹種ごとの目安が出ます。
日にちで決めず、毎日乾き具合を見て、乾いたら午前中に与えます。 夜まで土が濡れていると、凍って根を傷めます。
ミニ盆栽の冬越しはどうしますか?
小さな鉢は、凍りやすく乾きやすいので、早めに守ります。寒さに強い黒松でも、小さな木は軒下やムロに入れます。
発泡スチロールの箱に並べると、まとめて守れます。晴れた日中は蓋を開けて、蒸らさないようにします。
冬に肥料は与えますか?
冬のあいだは与えません。冬は木が肥料を使わず、土を汚すだけになります。
盆栽の解説者の資料は、寒肥(冬に置く肥料)も、理由が無ければ取り除くとしています。再開は、春に芽が動いてからです。 時期は肥料の時期にまとめています。
出典
- キミのミニ盆栽びより「盆栽の冬の管理」(霜に当てる理由・ムロ入れの合図・棚下の囲い方・冬の水やり・暖地性の樹種・冬の作業・ムロ出し)
- キミのミニ盆栽びより「クロマツ(黒松)の育て方」(冬は乾いた強風を避ける・小さい木や弱った木は軒下やムロ)
- キミのミニ盆栽びより「ゴヨウマツ(五葉松)の育て方」
- キミのミニ盆栽びより「トショウ(杜松)の育て方」
- キミのミニ盆栽びより「モミジ(紅葉)の育て方」(霜に2〜3回当ててからムロ)
- キミのミニ盆栽びより「サクラ(桜)の育て方」(棚下・ムロ・冬の水切れ)
- キミのミニ盆栽びより「サツキ(皐月)の育て方」(軒下・冬の水やり・秋に植え替えた木のムロ出し)
- さいたま市大宮盆栽美術館 ジンシャリ Vol.46「夏の仕事〜水やりの極意」(冬の水やりの回数)
- ハイポネックス Plantia:ガジュマルの育て方(5℃以下で葉を落とす・冬は室内・暖房の風を避ける)
- UF/IFAS Extension Miami-Dade: Good Strategies for Cold Damage in the Landscape(皮の下の緑・3〜7日待つ・新芽まで切らない)